ピアノ・ソロ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
理想の女性を追う男が遍歴する来世と現世。
ピアニストのマックスには生涯追い求める女性がいたが、強盗に刺され絶命。だが死んだはずの彼は現世のパリ「地獄」に彼女を追うことになる。出会った二人に、今度は決定的な別れが待っていた。
内容(「BOOK」データベースより)
死後パリに舞い戻ったピアニストのマックスを待つ運命とは?ゴンクール賞作家エシュノーズが描く現代の「来世図」。
家なき娘〈上〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
フランス人を父に、インド人を母に持つ少女ペリーヌ。インドからやっとの思いで、フランスにたどりついたとき、すでに父は亡く、母もパリで力尽きてしまう。一人ぼっちになったペリーヌは、父の話をたよりに、母の教えを胸に、父の故郷マロクールにむかう。はたして、祖父はペリーヌをむかえいれてくれるだろうか。ペリーヌの父は、結婚が原因で勘当されていた…。「家なき子」で有名な十九世紀フランスの文学者エクトール・マロの傑作。聡明な少女が困難をのりこえ、幸せを得るまでの物語。小学上級以上向。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二宮 フサ
1926年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。17世紀フランス文学専攻。東京女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
奇巌城 怪盗ルパン 文庫版第4巻 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
フランス北西部・ノルマンディー地方にある伯爵のやしきから、奇怪な事件がはじまる。重傷を負った強盗犯は行方をくらまし、勇敢な美少女レイモンドも、何者かにさらわれた。のこされた暗号文が、さらに大きな事件の謎へとみちびいていく。ルパンの若きライバルとなる高校生名探偵イジドール。少年はするどい推理と観察力で、怪盗紳士にたちむかう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ルブラン,モーリス
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没
南 洋一郎
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
七つの秘密 怪盗ルパン 文庫版第8巻 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
窓の外をぼんやりとながめていたルパンの目が、何かをとらえた。チカッ、チカッ…むかいの古いアパートから、反射する太陽の光がひとつのメッセージを送っている。ルパンは友人ルブランとともに発信現場へかけつける。そこにはすでに息絶えた男性が、無惨なすがたでたおれているばかり。ルパンは、日光の暗号から何を読みとったか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ルブラン,モーリス
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没
南 洋一郎
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アドルフ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
前途有望な青年アドルフは自らの空虚な心を埋めるため、伯爵の美しい愛人エレノールに恋を仕掛け成就させる。しかし、彼女が贅沢な生活も、子供たちも、風評もすべてを捨てるという一途な愛情を示した時、彼はその関係からの脱出を願うようになる。耐えがたい重圧を感じながらも、どこにも逃れることが出来ない男性の虚しい心の動きを冷徹に分析し、精緻に描ききった自伝的心理小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コンスタン
1767‐1830。スイスのローザンヌ生れ。フランスの作家。1794年頃からパリで自由主義の政治家・思想家としても活躍した。1816年に『アドルフ』を発表し、心理小説の傑作として評価された
新庄 嘉章
1904‐1997。仏文学者。広島県生れ。早大仏文科卒。早大文学部教授を経て、名誉教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
木を植えた人 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
たった一人で希望の実を植え続け、荒れ地から森を蘇えらせた孤高の人。ひたすら無私に、しかも何の見返りも求めず、荘厳ともいえるこの仕事を成しとげた老農夫、エルゼアール・ブフィエの高潔な魂が、読む人の胸をうつ。
モンテ・クリスト伯 (下) (単行本(ソフトカバー))
内容(「MARC」データベースより)
人を欺き、名誉と地位を欲しいままにしてきた男たちが迎える結末とは。「待つこと、そして希望を持つこと」 モンテ・クリスト伯の最後の言葉の意味とは。愛と正義に貫かれた人間ドラマのクライマックス。〈ソフトカバー〉
ペギー・スー〈4〉魔法にかけられた動物園 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
待望の文庫第4弾!痛快度ますますパワーアップ
砂の恋人セバスチャンの魔法をとくため、世界一きれいな水の湖がある町にやってきたペギーたち。しかしそこは、まるで奇妙な怪物たちの動物園。宇宙から呼び寄せた動物たちが反乱し、ついに町を乗っ取りはじめる?!
内容(「BOOK」データベースより)
ついに悪のお化けを滅ぼしたペギーは、砂の魔法をかけられた恋人セバスチャンを救うため、世界一きれいな水の街アクアリアにやってきた。しかしそこはまるで、奇妙な怪物たちの動物園。巨大な蛇、石を噴く宇宙クジラ、家を焼くドラゴン、生きた携帯電話…宇宙からやってきた彼らは、どうやら地球征服を狙っているらしい!?ペギーと相棒・青い犬の新たな対決がはじまる!待望の文庫第四弾。
悪童日記 (文庫)
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ハンガリー生まれのアゴタ・クリストフは幼少期を第二次大戦の戦禍の中で過ごし、1956年には社会主義国家となった母国を捨てて西側に亡命している。生い立ちがヨーロッパ現代史そのものを体現している女性である。彼女の処女小説である本作品も、ひとまずは東欧の現代史に照らして読めるが、全体のテイストは歴史小説というよりはむしろエンターテインメント性の強い「寓話」に近い。
そもそもこの小説には人名や地名はおろか、固有名詞はいっさい登場しない。語り手は双子の兄弟「ぼくら」である。戦禍を逃れ、祖母に預けられた「ぼくら」は、孤立無援の状況の中で、生き抜くための術を一から習得し、独学で教育を身につけ、そして目に映った事実のみを「日記」に記していく。彼等の壮絶なサバイバル日記がこの小説なのである。肉親の死に直面しても動じることなく、時には殺人をも犯すこの兄弟はまさに怪物であるが、少年から「少年らしさ」の一切を削ぎ落とすことで、作者は極めて純度の高い人間性のエッセンスを抽出することに成功している。彼らの目を通して、余計な情報を極力排し、朴訥(ぼくとつ)な言葉で書かれた描写は、戦争のもたらす狂気の本質を強く露呈する。
凝りに凝ったスタイル、それでいて読みやすく、先の見えない展開、さらに奥底にはヨーロッパの歴史の重みをうかがわせる、と実に多彩な悦びを与えてくれる作品である。続編の『証拠』『第三の嘘』も本作に劣らない傑作である。(三木秀則)
内容(「BOOK」データベースより)
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。
新訳 星の王子さま (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
大人のための「星の王子さま」
全世界で「聖書」の次に読まれていると言われる『星の王子さま』。今年、多くの出版社から新訳が出る中で、最も簡潔で美しい日本語訳が、この倉橋由美子訳です。この半世紀、日本での『星の王子さま』は、童話として、あるいは純粋な「子どもの心」からのメッセージとして読まれてきました。倉橋由美子の訳では、けして子どものために書かれたものではなく、むしろ「大人のために」書かれた悲しい物語として訳されています。世界の傑作を、最も格調高く、文学の香りに満ちた新訳でおたのしみください。
内容(「BOOK」データベースより)
二つの孤独な魂が交歓する、世界で最も悲しい物語。大人のための『星の王子さま』。